私と奥さんはお酒が好きで昨年まではほぼ毎日晩酌をしていたのですが、奥さんが妊娠してから出産後にかけてノンアルコール飲料を飲む機会が増えました。
ノンアルコールビール、ノンアルコールチューハイ、ノンアルコールワイン、果てはノンアルコールハイボール(!)など合計20種類以上試しましたが、結果として以下にご紹介するノンアルコールビール2種が現状最強だという結論に達したのでご紹介します。
ヴェリタスブロイ
まずはノンアルコールビールを10種類以上試した後に出会い、衝撃を受けたヴェリタスブロイからご紹介します。
本場ドイツで「ビール純粋令」を厳格に守り、創業386年の老舗ブルーワリーと共同開発。 原料はプレミアムモルト、ファインホップと天然水のみで、添加物は一切使用しておりません。 老舗ブルーワリーが作るプレミアム・ピルスナービールから、最先端の脱アルコール技術で アルコールを抜き、ノン・アルコールながらドイツビールそのままのコクと風味を創り上げました。
引用元:http://www.panavac.com/index.php?data=./data/l5/l13/
ヴェリタスブロイの何かすごいのかというと、まず味がびっくりするほど通常のビールに近いです。
国産のノンアルコールビールは「アルコールゼロ」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」をうたった商品がメジャーですが、ヴェリタスブロイは商品開発の思想がそもそも違うようで、「まず普通にアルコール有りのビールを醸造してそこからアルコールだけを抜く」というコンセプトで作られた商品です。ラベルは「脱アルコールビール」と説明書きがあります。
商品説明にも記載がありますが、ビール純粋令という法律がドイツにはおよそ500年以上前の1500年代から存在しており「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」という厳しいルールが課せられています。結果として、ヴェリタスブロイは添加物でビールに寄せる作り方ができない仕組みになっています。
一度ビールとして製造してから脱アルコール処理(おそらく浸透膜と思われます)で除去しているため、ヴェリタスブロイは350ml缶1本あたり42キロカロリーの熱量がありますが、これがむしろビールらしさを残す重要な要素となっています。国産ブランドのゼロカロリーノンアルコールビールは酸味が強いわりに味がスカスカだったり人工甘味料の味が強すぎるものが多いですが、ヴェリタスブロイはまさに「ビールからアルコールだけ抜いた飲み物」という味わいになっています。
味については好き嫌いあると思いますが、ドイツのピルスナーらしく日本のビールに比べるとあっさりしていて水のように飲めます。ハイネケンが好きな人にオススメの味です。
龍馬1865
2強のもう一角は日本ビールが製造している龍馬1865です。
日本初、プリン体ゼロ、添加物ゼロ、麦芽100%、2種のホップ、とにかく”ビール通”ごのみのノンアルコールビール。
引用元:公式サイト
実は、龍馬1865も1本あたり53キロカロリーとカロリーゼロではないのが肝です。その分ノンアルコールビールに有りがちな薄い感じがしません。
ヴェリタスブロイはいい意味で水のように飲めるサッパリ系のビールですが、龍馬1865はよりコクがあって国産ビールに近い味わいです。Amazonのレビューなどを見ても、味の好みでヴェリタスと龍馬で好みが分かれるようです。
我が家では一本目にヴェリタスブロイを飲んでから、二本目に龍馬に移行する流れが定番になっています。スーパードライから一番搾りに移る流れといったらイメージが近いでしょうか。
休肝日にもおすすめ
これまではノンアルコール飲料は極端に酸味が強かったり味が薄かったりしてほとんど飲むことがありませんでしたが、ヴェリタスブロイと龍馬1865に出会って飲む習慣ができました。次回の健康診断が楽しみです(笑)。
両ブランドとも、ビールとして飲んでも味についてはジャンルが同じものとして飲める範疇のクオリティとなっていますので、機会があればぜひ試して見て頂ければと思います。