電話コンサルサービスを使って3ヶ月で15万円マネタイズしたよ

こんにちは、管理人の8(@matahitotsu)です。

先日スポットコンサルサービスの「ビザスク」で単発のコンサルを行ってギャラをもらった話を記事にしましたが、読者から「ほかに同じようなサービスはないの?」と質問を受けましたので分かる範囲でご紹介させて頂きます。

スポットコンサルサービス「ビザスク」で単発コンサルをやってみました

業界大手プレイヤーは外資系

一般ユーザーが登録してアドバイザーになれる仕組みは日本だとビザスクぐらいかなと思います。(他を探したが見つからず)

というのも、そもそもこの業態自体が海外発祥のようで業界大手のプレイヤーはアメリカ企業が多いです。ビザスクはこのモデルをタイムマシン経営の手法で日本に持ち込んだようですね。

海外では「エキスパート・ネットワーク・サービス」とか「プロフェッショナル・ネットワーク・サービス」などと呼ばれる業態で、主な顧客は投資の確実性を高めたいウォールストリートの機関投資家や、業界研究をその道のプロからヒアリングした情報で深掘りしたいコンサル会社などです。

主要な企業

GLG(ガーソン・レーマン・グループ)

1998年創業の業界最大手 案件をアドバイザーが検索して合いそうな専門家を推薦できる(自己推薦はできない模様)。

GLG側に日本人担当者もいる。

Webサイトからカウンシルメンバー(アドバイザー)登録の応募が可能。

GUIDEPOINT

業界2位 個人的には一番案件相談が多い印象

こちらも日本人担当者がいる

THIRD BRIDGE

日本人担当者がいる

AlphaSights

日本人担当者がいるかは不明。これまで連絡があったのは香港の担当者。

上記4社がグローバル市場でのメジャープレイヤーです。私は上記以外に以下2社とも付き合いがあるのでご紹介しておきます。

その他のプレイヤー

私は上記以外に以下2社とも付き合いがあるのでご紹介しておきます。

Atheneum

ドイツ系。日本に関するヒアリング案件数が比較的多い印象。

日本人担当者も複数名いる。

ここの案件は、終了後に同じクライアントから再ヒアリングを依頼されることが多かった。

CAPVISION

中国系。中国から日本へのビジネス開発や投資案件は今後大幅に増える可能性が高いので要チェック。

日本人担当者多数。

クライアントは中国系だけではなくUSも多い。LinkedIn経由で筆者のプロフィールを検索してインタビュー依頼してきたことから案件発生。LinkedInで”Capvision”を検索すると担当者がLinkedInに多数登録しているのでつながりを申請してみるのも手かと思います。

 

マネタイズの具体的な流れ

いずれのサイトも、アドバイザー登録を行って自分のプロフィールを登録するところからスタートします。

プロフィール登録

登録内容はLinkedInに登録するような内容とほぼ同じで、経歴とプロフェッショナル領域に関する解説文を記載します。履歴書を書く感覚です。

サイトによって異なりますが、基本的には英語で入力する必要があるので注意です。会社によっては日本語で経歴記入できるケースもありますが、インタビュー依頼をしてくる企業が外資企業のほうが圧倒的に多いためできれば英語で記入したほうが案件が増える可能性が高いです。

案件相談について担当者から連絡が来る

プロフィールを登録してしばらくすると、顧客から依頼を受けたサイト側担当者からメールで連絡があります。

筆者の場合は「日本の広告業界に関する専門家」というプロフィールで登録しているので、日本の広告企業に投資を検討しているファンドなどが顧客になります。顧客とサイト側担当者は、プロフィール情報をキーワード検索してアドバイザーを探すようなので、プロフィールには自分が得意する領域の専門用語など検索されやすいキーワードを散りばめておくと案件相談が来やすいですね。

スケジュールを調整

案件相談に返信すると、うまくいけばインタビュー依頼があります。95%は電話でのインタビューになります。(たまに実際に会って話を聞きたいと希望されるケースもありますが稀です)

電話インタビュー可能なスケジュールを返送して、サイト担当者に調整してもらいます。基本的には平日の対応になりますが、こちらの都合の良い時間(平日夜や早朝など)を指定できるのでサラリーマンでも問題なく実施出来ると思います。

電話インタビューを行う

当日は先方のほうから電話が掛かってきます。基本的には1時間1セットのインタビューですが、インタビューが長引いて延長料金を頂くことも多いです。(だいたい2回に1回は延長になって1時間半ぐらい話すことが多いです。過去には最高3時間話したこともあります)

インタビューはこれまで7回実施していますが、うち3回は英語でのインタビューでした。ちょっとハードルが高いようですが4回は日本語でのインタビューでしたし、場合によっては通訳を手配してくれるケースもあるのでサイト担当者側に早めにリクエストしておくと良いですね。

 

インタビューの流れとしては

  • 簡単な自己紹介
  • 顧客がヒアリングしたい2〜3程度のトピックについて知見をお話する

という形になっています。

ギャランティを振り込んでもらう

インタビュー実施後、2〜3週間程度でギャラが振り込まれてきます。

サイト側の設定次第ですが、概ね1時間あたり$100〜$300ぐらいのギャラ設定となっておりますので、仮にちょっと延長して1時間半インタビューして金額設定が$150/1時間ですと1セットで$225(2万円程度)が振り込まれます。

実際にどれ位マネタイズできたか

8月末から11月末までで計7回の電話コンサルを行い、15万円強のギャランティを振り込んでもらいました。

はじめた当初はサイトの利用方法などについて不慣れなこともあり案件失注していたケースも多かったと思います。今後はより効率的に受注できそうなので3ヶ月あたり20万円程度のマネタイズができるポテンシャルがありそうです。

紹介制度もある

各サイトとも登録済みアドバイザーが同僚や知人をサイト側に紹介する仕組みがあります。具体的な経歴や業績を把握しやすいので紹介制度を経由すると案件紹介も多くなる可能性が高いと思われます。

もし紹介してほしい方がいらっしゃいましたらご連絡頂ければ相談にのりますのでtwitter(@matahitotsu)または当BlogのFacebookページよりお問合わせください。

受注を増やすためにやるべきこと

コンサルを依頼する側も人間なので、依頼者側にとってアドバイザーを探しやすい/専門性を把握しやすいようにすることが重要です。

登録時のプロフィールはどんな案件が求められるか意識して詳細に記入

依頼内容は「投資先の成長性を調べる」「業界情報を調べる」などがほとんどなので、具体的にどのような業務や取引先を担当しているのか具体的に記入しましょう。

例えば、トヨタについて調べたい依頼者はトヨタの元社員や取引き先にインタビューしたいと思うはずですので、依頼者の検索にひっかかるために検索を意識したキーワードをプロフィールにしっかり記入しましょう。過去の職歴もふくめ詳細に記入することが重要です。

また、プロフェッショナルネットワーク側にも日本人担当者は在籍していますが、彼らは基本的に英語で社内外のステークホルダーとコミュニケーションを取っていますので、可能であれば英語でプロフィールは記入すべきです。ただ、場合によっては日本人担当者に相談して日本語のプロフィールを英訳しれくれる場合もあるので、コミュニケーションをしっかり取るようにしましょう。

LinkedInに経歴を登録する

案件数を増やすためにはLinkedInにアカウントを作成しプロフィール登録すべきです。

日本ではまだそこまで浸透していませんが、LinkedInは世界的には超有名なビジネスSNSです。LinkedIn上での経歴には過去の受賞歴や経歴意外の各種スキルを記入する欄もあるので単なる経歴情報よりも人となりがわかりやすいという特徴があります。

なるべく同僚や取引先とつながる

これもプロフェッショナルネットワークへのプロフィール記入と同様、あなたがどのような取引き先と仕事をしているか証明するツールになります。数多くの取引先担当者とつながっているユーザーは、依頼者からみても安心感があります。

プロフェッショナルネットワーク担当者ともつながる

常識の範囲内ですが、GLGやGuidepointの担当者とLinkedInでなるべくつながるようにしています。

ネットワーク側の担当者も案件ごとに適合するアドバイザーを探すのに必死なので、「こういう専門家がいますよ」と存在をアピールしておくことはネットワーク側担当者から相談を受けやすくするために重要です。

事前ヒアリングや情報収集

これもある意味当然のことですが、案件実施がきまったらインタビューの質を高めるための準備をおこなうべきです。

クライアントのインタビュー満足度が高ければ、信頼できる専門家として再インタビューの依頼を受けることも多々あります。案件の初回受注成功率を高める努力と併せ、継続受注できるよう精度を高めることが重要です。

インタビューのゴールを事前確認

クライアントが何を知りたいのか、事前に疑問があればどんどん質問して詳細に定義しておきましょう。

間違った認識でインタビューを実施するとお互いにとって徒労になってしまいます。

具体的な数字を確認

インタビューでの質問は投資のための業界研究などを目的としたケースが多いので、業績や業界トレンドを把握するうえで重要な項目においては具体的な数値を事前に確認しておきましょう。(売上額、利益率など)

説得力をもってインタビューに答えることができます。

インタビューしやすい環境を整える

集中できる環境

インタビュー中は様々な角度から質問されますので集中して答えられる環境を整えておくことでインタビューの質も高まります。

筆者はなるべく自宅の静かな環境でインタビューを受けるようにしています。

正確な会話のやり取りのために

海外から国際電話でインタビューが来るケースが多いのであまり音質が良くない場合や音量が小さめなこともよくあります。

質問内容の聞き取りを誤ることにもつながるので、念のため聞き取りやすいイヤホンを準備しておくことをオススメします。

今回わかったこと

  • 電話コンサルは拘束時間が短いわりにギャラが高く、サラリーマンの副業としてはかなり相性良さそう
  • サイト登録やインタビューに英語力を求められるケースもあるが、知見さえ有益なものをもっていれば日本語オンリーでもなんとかなる
  • 案件受注率や再受注を増やすためにはLinkedInをフル活用すべき
  • インタビューの満足度が高ければ案件相談や再インタビューは増えていく。1回1回のインタビューの精度を高める準備を
  • 投資アナリストや外資系コンサルタントから様々な角度で質問を受けるので、自分自身の知見も磨かれるいい機会です









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