スポットコンサルって何?

最近のビジネスの大きな潮流として、既存のサービスをIT活用した形態に置き換えることで新たなビジネスチャンスを作る動きがスタートアップを中心に活発化しています。

今回ご紹介する「ビザスク」は、何らかの専門的な知見やアドバイスを求める利用者とそうした知見を持つ専門家をオンライン上で引き合わせる「スポットコンサルサービス」を提供するスタートアップです。

利用者はビザスク上で様々な経歴を持つアドバイザーを検索しスポットコンサルを依頼することが可能なほか、求めているアドバイスと報酬を記載した依頼申込を行うことで専門家を募集することも可能になっています。

企業が新規事業を始める際や事業上の課題にぶつかった際に、既にその分野の豊富な知見を持つアドバイザーから話を聞くことで的確な情報収集を行えることは大きなメリットであると言えるのではないでしょうか。

“世界中の知見をつなぐ”

ビザスクは、「世界中の知見をつなぐ」をvisionにかかげ、
暗黙知とされ、共有が難しかったひとりひとりの貴重な知見をデータベース化、 マッチングの高度な仕組みを提供するスタートアップです。ビザスクが日本で初めて本格的なマッチングを開始した「スポットコンサル」では、現役ビジネスパーソンを中心に、専門家や企業OBまで国内外約50,000名が、アドバイザーとして活躍しています

引用:ビザスク公式サイト

やってみたきっかけ

管理人の8(@matahitotsu)は以前にも海外のスポットコンサルサービス会社からLinkedIn経由でコンサル依頼を受けたことがあり、同じようなサービスを日本国内で探して発見したので登録してみました。

コンサルする分野としては、過去に大手広告代理店やネット広告大手に勤務していたので主にデジタル広告業界やTVCMなどに関する知見についてアドバイスを求められるケースが多いですね。

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規約や利用の仕方

だいたいどのスポットコンサルサービスでも共通ですが

  • 依頼主やコンサル内容については守秘義務あり
  • 電話や面談でのコンサル終了後に報酬が支払われる
  • アドバイザーが現在勤務している会社については情報提供してはいけない(インサイダーなどの恐れもあるので)

など常識的なルールが設定されています。

これにより、アドバイザーも勤務中の企業との守秘義務契約等に抵触しない範囲で知見をマネタイズすることが可能になっています。

アドバイザーとして実際に利用してみた

守秘義務があるのでコンサル案件の詳細については記載ができませんが、広告業界に関する専門家として登録しているので概ね広告業界の展望であったり業界全体のトレンドなどについてアドバイスを求められることが多いですね。

1案件あたり、電話インタビュー(30分〜1時間程度)か訪問インタビュー(1時間〜2時間程度)の依頼が多く、1時間あたりの報酬は案件によりますが¥10,000〜¥20,000ぐらいが多いです。

案件獲得に関しては、アドバイザー側が記入したプロフィールをクライアント側が検索してダイレクト指名するケースとクライント側がオープンに募集を掛けた案件についてアドバイザーが応募する2つのパターンがありますが基本的にオープン案件に応募するスタンスで問題ないかと思います。

業界や知見に対する需要次第ですが、実際にやってみて獲得した案件ベースですと、オープン案件15件に提案して登録後の一ヶ月で3件獲得 ✕ 仕事終わりの平日夜に1.5時間のインタビューを行って6〜7万円の報酬になる感覚ですね。

案件ごとにアドバイザー側の経歴をクライアント側にプレゼンするので、経歴情報の記入の充実具合などが重視されているようなのでこの部分をもっと詳細に書き込めば案件獲得率は上がるように思います。(特に最初の10件ぐらいはそのあたりのさじ加減がわからず失注していたような・・)

スポットコンサルのトレンド

海外ではGLG社やGuide point社、Atheneum Partners、Third Bridgeなど様々なスポットコンサルサービスあるいはプロフェッショナルネットワークサービスが大きく売上を伸ばしているので、今後日本でも同様のサービスが勃興しそう。

今回わかったこと

  • スポットコンサルを活用すれば、企業勤務社でも各業界での知見を活かしてマネタイズできる!
  • コンサルすることで自分自身の知見も改めて磨かれる機会になるし、もっと勉強するモチベーションにもつながる!

 










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